Q.トライアングルボラティリティモデルはどのようなものを応用して作ったのか?
A.我々人間にはすばらしい感覚という物が備わっており、たとえばキャッチボールをしていて球が取れるというのも似たような事ですが、飛んでくる球の重さ、早さ、スピード、時間、方向を瞬時に判断(計算)して体が対応する。株も色々な要素(外部要因、内部要因、ファンダメンタル、テクニカル)から自分なりに高いか安いかを判断し、実際の株価の動きを見ながら投資行動をとる。そこには自分たちが存在している空間と同様の物理的な感覚が、株価というイメージの世界にも自然に投影されている可能性が高いのではないかと考えました。もしそうであるとすれば100%ではないが物理的な計算による予測ができるということになります。このモデルの本質的な部分はイメージにも力学が応用できるという仮説を立て、株価という物の仮想質量を特定しているため、その運動及び時間と方向、距離が計算できるので将来の予測が可能となる訳です。このモデルの答えは、いくらまで上がるとか下がるとかの価格を予測することよりも、物理的にどの方向へどのくらいの時間をかけて運動するのか、その運動は上昇する傾向にあるのか下降する傾向にあるのかという予測を求めることを最優先にしました。
Q.トライアングルボラティリティモデルとはどのような使い方ができるのか?
A.このモデルのシグナルは確率も高く、しかも近い将来を事前に予測するので、リスクの度合いを考慮し戦略を考える事ができるため、いろいろなトレードに応用できます。例えば個別銘柄の情報を入手した場合に、サイクルの状況がトップであるなら、次のボトムを待ってトレードをする。また、ボトムをつけた日はコールの買いで次の日に先物を買い建てる。また、シグナルを中心として一両日に分けてトレードをする。これらの逆のパターンも有効です。システマティックに実行するのもいいでしょう。以前、外資系証券で金融機関等で行っていた手法としては先物、オプションはシステムでトレード。現物株式はファンダメンタルで選び、そのフローバランスモデルの中期トレンドを確認し、ポジションは陽転している間だけ保有する。さらにTrV modelの中期サイクル、短期サイクルのボトムで買いを実行しトップで売却、売り建てはしない。とうのが一般的でした。これらの他にも未知の使い方もありますので、ぜひ戦略を研究してみてください。
Q.トライアングルボラティリティモデルの表中に、前日、本日、明日〜6日後の表示がありますが、この日付表示は相場が休みとなる土曜日、日曜日も含んだ意味ですか。其れとも、土曜日曜は削除して解釈すれば良いのでしょうか?
A.営業日ベースとお考えください。
Q,トップとかボトムのシグナルがたまにずれる事があるのですがこれはどういうことですか?
A.この点についてはレポートを作成するのが引け後で、仮に翌日の引けでトップまたはボトムのシグナルが出ていたとします。この部分は翌日の引けの状況の予測であり、それが確定するのは翌日の引け直前となります。ですから、次のレポートが出る前の段階であり、実際にはリアルタイムで管理できる状況でなければきっちりした部分は分かりません。ただ、この部分はトレンドとサイクルの状況を理解すればある程度は分かるようになると思われます。この部分は説明書及びレポートの見方を読んでいただければおおむねご理解いただけると思います。
Q,為替のレポートの引け値とは何時頃になるのですか?
A.レポートを作るのは国内物で4時ぐらいにデーターを更新しているので引け値とはおおむね16時ということになります。